その他社会基盤設計技術

揖保川流域下水道菅野川中継ポンプ場揖保川流域下水道菅野川中継ポンプ場

その他社会基盤設計について

我々の生活は種々の社会基盤によって支えられ、安全・快適な生活環境が確保されています。当社は道路、橋梁、河川・砂防以外の種々の社会基盤分野の設計に豊富な経験を有しています。次に幾つかの設計事例を紹介します。

景観設計 - 3D CADの利用

■ 駅前再開発の景観設計

我々が何気なく利用している駅前広場も、再開発にあたっては土地を高度利用しながら、ゆとりと安全性も確保しなければなりません。

3DCADを用い駅前の再開発設計を行った事例です。
様々な視点からの景観や時間によって変化する照明をシミュレーションすることで、景観、安全性、利便性を考慮した最適な設計計画をたてる事ができます。

3DCADを用い駅前の再開発設計 昼間イメージ
昼間イメージ
3DCADを用い駅前の再開発設計 昼間イメージ
夜間イメージ
3DCADを用い駅前の再開発設計 昼間イメージ
ライトアップイメージ

上下水道設計

■ 上下水道設計の事例1 - 揖保川流域下水道

上下水道設計の事例1 - 揖保川流域下水道

下水道は、我々が使用した水を元通りの清浄な状態にして自然に還元する重要な施設です。

当社が設計を担当した揖保川流域下水道北部の幹線4000mでは、当時国内では数例の実例しかなかった、3か所の圧入ポンプ場が接続する多重圧送システムを採用しました。このシステムは、自然流下で接続点毎にポンプ揚水する多段圧送に比べて全体の建設コストが有利な反面、ポンプの運転制御や将来増設における制約など克服すべき問題点が多いシステムでしたが、後年の増設計画に対してもその問題点をクリアし、計画完了に至っています。

■ 上下水道設計の事例2 - 命の水を確保する

上下水道設計の事例2 - 命の水を確保する

阪神淡路大震災の教訓の一つに地震被害発生直後の上水の絶対的不足が指摘されました。

これを受けて最も緊急を要する上水の最後の確保手段の施設として緊急貯水槽が設置されるようになりました。当社が設計した神戸市の西神南緊急貯水槽は貯水槽本体には、常時清澄な水道水が流れ2~3日で入れ替わっており、地震時には、緊急遮断弁が作動して貯水槽は配管系から独立し、応急給水管により手動ポンプで給水するシステムです。