地質踏査技術

阪神コンサルタンツの地質踏査技術イメージ

地質踏査によって見えてくるもの

現地に足を踏みいれてその地質構成や構造を把握するこの調査には、地質構造の概観を推考するマクロな視点と微細な構造を探求するミクロな視点が要求されます。

地質踏査によって得られる情報は、のちの土木・建築構造物などの計画段階においては最も重要な基礎データの一つとして施設の立地の可否判定や配置計画に用いられます。また設計・施工管理時の留意点の指摘、助言という形でも役立てられていきます。

広域調査

火山灰層の追跡調査や地層の分布状況を詳細に調査した結果として、精密な地質図が得られます。精密な地質図からは、地層の堆積環境や地質構造の発達史を読みとることができます。

約100万年前の常楽寺火山灰層(Zr)
約100万年前の常楽寺火山灰層の写真
約150万年前の出雲崎火山灰層(Iz)
約150万年前の出雲崎火山灰層の写真
約210万年前の不動滝火山灰層 (Fup)
>約210万年前の不動滝火山灰層の写真

重要な露頭を見つける・掘り出す経験と技術

地質構造の解明や評価をする上で、推定した地質事象を確実にすることが、良い成果をもたらします。この意味で、必ずポイントとなる露頭があります。

この重要な露頭をみつけたり、掘り出すことが、精度の高い成果への近道となります。

物理探査やシミュレーションがもてはやされる昨今ではありますが、精度の高い地表踏査により、いかに多くの情報を得ることができるか、また、どこまで真実に迫ることができるか、挑戦を続けたいと考えています。

地表・地質踏査によって得られる貴重なデータ

■ (地質図)からわかる事実

双葉断層露頭

■ 双葉断層露頭

段丘堆積物(約1-2万年前)が断層運動によって変形しているのがわかります。